今回は、私が中国に滞在していたころの娯楽に関するお話をご紹介します。中国というと、ナイトスポットなどはあまり充実していないイメージがありませんか?私は中国に行く前にはそう思っていました。しかし、意外と充実した娯楽がたくさんあるのです。
放課後は何して遊ぶ?
私は北京で2回、合計1年弱の間留学をしていましたが、1回は北京の中心地、2回目はほんの数年前まで行動をロバが歩いているような田舎の地域での留学でした。
語学留学は午前中しか授業がないため、午後からはいつもクラスメートと遊びに出かけたり(もちろん勉強も)する毎日でした。
中心地の学校の周りにはショッピングモールやカフェがたくさんあるので、ほぼ毎日外に出かけていましたが、郊外の学校に居た時には毎週金曜日の夜にクラスメート10人くらいが集まって中心地に出かけるのが楽しみでした。
平日は学校の中で卓球やバドミントンなどをして時間をつぶし、金曜日を待ちわびていたのです。
タクシーに乗り合わせて中心地へ出かけて行き、まずはレストランで食事をした後、居酒屋のようなところでお酒を飲んでクラブに移動したり、カラオケに行ったりして朝方タクシーで学校に戻るという事もしょっちゅうでした。
北京の中心地には、クラブやバーなどもたくさんあるのでナイトライフはとても充実したものでした。
中国人はカラオケが好き
カラオケと言えば日本発祥ですが、中国にもカラオケはかなり浸透しています。「歌庁」や「KTV」と呼ばれ、ほぼ24時間営業しています。
ただ、日本のカラオケボックスのようなところを想像していくとかなり驚きます。2,3人で入るような小さな個室はほとんどなく、大部分の部屋が大部屋になっており、飲み物がセットになっているスタイルが多いです。セットの飲み物も、ダースで瓶ビールなどが運ばれてきます。
そこで10人くらいで入り、歌を歌う人や踊りを踊る人、ゲームをする人など思い思いに過ごします。少し前まで中国の「カラオケ」は、セクシーな格好のお姉さんが隣に座ってくれるものを指していたようですが、今はパーティーをする部屋のようなカラオケボックスが主流のように思います。
中国人は自己主張が強いことも手伝ってか、カラオケで歌うことが大好きです。大人数でカラオケに行くと大変です。みんなが割り込み選曲で我先にと歌うのでなかなか順番が回ってきません。
一度、私が入れた曲がなかなか回ってこないので選曲リストを見てみたら、私の歌の前に割り込みで入れた曲が20曲入っていたこともありました…。
映画はどこで観る?
娯楽と言えば映画も欠かせないものの一つですよね。中国にも映画館はありますが、私はほとんど行ったことがありません。
というのも、中国では映画やドラマがインターネットで視聴できるのです。「YOUKU」や「TUDOU」などの動画サイトの利用率がとても高く、映画なんかも公開された次の週にはインターネット上に上がっている、という事も少なくありません。なので、私が中国人の友人に「映画観に行こう」と言ったところで「家で観ればいいよ」と言われてしまうことが多かったのです。
ただ、最近3Dや4Dの映画が出てきて、これはさすがに家のパソコンで観ることがむずかしいので、映画館に出向いて映画鑑賞をする人も増えているように思います。
中国北京のナイトライフは充実!
ご紹介したように、中国の都市部では娯楽に関しても日本とほとんど同じようなことを楽しめます。むしろ中国はお酒を飲む文化がいまだに根強いため、お酒を飲めるお店やクラブ、バーはかなり充実していると言えると思います。ナイトライフを重視する人にとっては、中国での生活は意外と楽しいかもしれませんね。