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日本からの電話

カナダに住む私のもとに、突然母から電話がかかってきました。

「わたし、カナダに行ってもええかな?(関西弁)」

「えっ、いや、いいけど・・・」話を聞くと、日本での生活に、何かとストレスがたまっている様子でした。

人生、ある程度生きていると、他人の何気ない一言が、自分の胸に引っかかってしまうことってありませんか? 歯にはさまった魚の小骨のように、ココロにぶら下がったまま忘れられなくなることがあります。

このときの母の言葉が、そうでした。

「わたしも、あんたみたいな生き方がしたかったんよ」

海外への憧れ

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小さいころから、私は海外にあこがれていました。子供のころは、誰でも宝箱に宝物をしまっておいた経験があると思います。そのころ、私の宝物は、外国のコインだったり、きれいな絵葉書や外国の切手でした。

海外への憧れは、海外旅行ではおさまらず、語学留学や海外で生活することが夢となりました。

そして、ついに20代後半にして、本格的に出国。向かった先は中国、上海でした。

語学留学を経て、中国放浪の旅へ、そのまま香港入りした先で、仕事のオファーがあり就職しました。

そこで9年の年月を過ごし、今は、なぜかカナダにいます(笑)。

海外生活で思うこと

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海外で生活することは、楽しいことばかりではありません。たぶん、それは日本にいてもどこにいても同じだと思います。

海外にいると、日本のことを良く考えます。日本人としてのアイデンティティについて考えます。

そして、同じように海外で暮らす日本人の方に会うたびに、何かこう、海外在住の日本人同士で情報交換のようなことができたら素敵じゃないかしら、と考えるようになりました。

海外で日本人がどのように暮らし、何を感じているか、どんなふうに将来を考え、何に不安を感じているのかを集めてみたいと思ったのです。

日本人として海外で暮らす

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きっとそこには、日本人としての共通点があり、海外生活でつらいときに、お互い励ましになるものが生まれるのではないかと。

海外生活でつらいことがあっても、「世界のどこかで同じ日本人が、その国では少数派(マイノリティ)として活躍している」と思えば、なんとなく勇気づけられるような気がするのです。

同時にそれは、

昔の私のように、日本にいながら海外生活にあこがれている人
これから老後を海外で過ごそうとしている人
現在海外に住んでいて他の日本人海外居住者の生活に興味がある人たち

にとって、有益な情報となるはずです。

執筆者の方に感謝!

日差しの中へ

このサイトは、海外在住日本人のブログの集合体です。

世界に散らばる日本人の方に、記事を執筆していただいています(感謝です)。執筆者の方々から寄せられる記事が、今の私にとっては宝物です。

このサイトが、海外にこれから出発しようという人にインスピレーションを与えたり、海外に暮らす方の励ましになれたら幸いです。

Keiko.K