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海外から日本の社会制度を考える~確定拠出年金の実情報告

確定拠出年金制度ができてから13年が経過して、普及が拡大し、新聞でも取り上げられ注目されています。この機会を利用して、確定拠出年金について考えてみようと思います。

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日本の年金制度

確定拠出年金

確定拠出年金のまえに、そもそもの年金制度について調べましょう。

よく語られることですが、日本の年金制度は3階建てになっています。1階部分は国民全員が加入する国民年金で、「老齢基礎年金」といい、支給は原則65歳からで、20歳から60歳までの40年間加入すると、1カ月当たり6万5千円になります。

年金制度
1階部分:老齢年金65歳から支給
2階部分:厚生年金・企業年金
3階部分:確定拠出年金

私は現在64歳なので、現在1階部分は受給しておらず、2階部分の厚生年金・企業年金を受け取っています。3階部分の確定拠出年金は引き出さず、運用中です。

確定拠出年金とは

日本の年金制度

実はこの年金を受給するまでよく理解できていませんでした。ところが60歳から引き出せるようになってから、現実のものとして受けとるようになりました。

確定拠出年金とは、退職金・退職年金制度のひとつで、会社が資金を拠出して、そのお金を社員が運用する制度のことで、運用は会社が決めた金融商品の中から自分が選択する方式です。

確定拠出年金を始めたのは、私が52歳のときで、そのときは台湾に駐在していたので、金融資産の運用にはとても手が回りませんでした。そのためリスクの低い元本保証型の比率をかなり高くしました。

結果としては、利回り1%以下で、メリットもデメリットも見えませんでした。少し事情が変わったのは2008年からのことです。運用がマイナスになる年が3年ほど続きました。これが世にいうリーマンショックです。計算すると、1.9%のマイナスでした。

このとき思ったことはハイリスク商品を選択しなくてよかったということ。株や債券をやっていたら、損はもっと大きかったと、あきらめることにしました。私と同様に、現在でも確定拠出年金をやっている人の6割が元本確保型のようです。

会社の拠出は2011年60歳の年に終わりました。私はその後パソコンでの運用方法を知り、少しハイリスクハイリターン商品の比率を増やしました。

すると状況が変わったのは2013年頃からです。利回りが上がり出したのです。それがあのアベノミクスでした。これが私の結果です。

運用利回り推移
当初から 3.85%
直近1年 10.67%
直近3年 11.31%
直近5年 7.28%
直近10年 3.85%

現在は国内株式型・外国株式型・外国債券型・バランス型などで運用しています。利回りが10%を超えてくると、密かにニヤニヤしたくなる。新聞によればうまくやっている人は3割にもなるといいます。

近い将来株や債券が暴落する可能性がないとは言えません。そのときは確定拠出年金を元本確保型に移動すれば、大損することもないと思います。

海外在住者のケース

確定拠出年金

そうそう、一番大切なことが最後になってしまいました。

年金制度では、自営業者や学生などを「第1号被保険者」と呼び、会社員や公務員などを「第2号被保険者」、年収130万円未満の専業主婦などを「第3号被保険者」と呼びます。

大切なことは海外居住者のことです。日本企業の駐在員で、厚生年金保険の被保険者であれば加入に問題はありません。ところが「第1号被保険者」と「第3号被保険者」については、日本国内に居住していることが条件です。

もし、会社を辞めて海外に移住することになったときなどは、6ヶ月以内に個人型確定拠出年金へ移行しないと、個人別管理資産が国民年金基金連合会に自動移換されてしまい、最悪受給ができなくなる可能性もあります。今から移住される方は詳しく研究してください。

最後にお読みいただいた読者に私から音楽を捧げます。それはフランス人ジャズヴァイオリン奏者のステファン・グラッペリの音楽です。是非ユーチューブでライブ映像をお楽しみください。

晩年は車椅子生活で、まるで「年金生活者」のようなおじいさんです。ところが一度ヴァイオリンが始まるとすばらしいジャズの世界に引き込まれます。お楽しみください。最後までおつきあいありがとう。それでは。イェーイ!

執筆者:姉崎慶三郎

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