私がエクアドルで一番虜になったものはアマゾンのジャングルです。
エクアドルにいた1年の間に5回もジャングルツアーに行くほどはまり、行くたびに大自然からパワーを得て鋭気を養う心地がしました。
まさにジャングルは私にとってのパワースポットでした。
ジャングルに行くまで
さすがアマゾン!簡単には到着しません。
私が住んでいた首都のキトから夜行バスで9時間、バスはクネクネの山道をものすごいスピードで進みます。翌朝ジャングルから一番近い街に到着してそこからボートで幅の広い川をひたすら登ります。そして3時間後やっとボートはスピードを落として枝分かれした細い川に入っていきました。するとそこは今にもターザンが出てきそうなこれぞジャングル!といった光景が広がります。
ボートが急に速度を落としたので今までボートのエンジン音しか聞こえていなかった私たちに急に歌うような鳥の鳴き声や、獣の低い声が聞こえてきました。私たちツアー客は開いた口がふさがらないほど目の前にある神秘的な世界に見とれていました。
それからさらに細いヘアピンカーブが連続する川を進み続け私たちは深い深いジャングルの中の池のほとりに着きました。そこにテントを張り3泊4日のジャングル生活がスタートしました。
トイレ
ボートを降りて友達がまずガイドに「トイレはどこ?」と聞きました。するとガイドが手を広げて「ここが全部トイレだよ!好きな所を選べるよ♩」と笑って教えてくれました。“トイレ“というものはないので自分で適当な茂みを探して用を足します。抵抗がある人もいるかもしれませんが、茂みだらけなので私は平気でした。
ただ、用を足している間に蚊に刺される事だけが嫌だったので、用をたす前はお尻にも虫除けスプレーをふらなければいけない事を学びました。笑
電気のない生活とは
ジャングルには電気もなく携帯の電波も届かないので完全にインターネットなしの生活を送る事ができます。となると夜夕食後にはテレビの時間ではなく、焚き木を囲んでガイドやツアーで知り合った人たちと語り合ったり歌ったり踊ったりする時間になります。
誰一人スマホを見ながらSNSをチェックする人はいません。ただただ語って、笑って、踊って過ごす街では体験出来ないような貴重な時間でした。
そして朝は色々な動物の鳴き声と共に目が覚めるのです。
まとめ
私がエクアドルの首都のキトに住んでいた時は、排気ガスのせいかよく喉を痛めたりや鼻風邪をひいていました。しかし体調不良のままジャングルへ行くと、みるみる内に体調が良くなるのです。きっときれいな空気とインターネットのない時間が私にとて一番の良薬だったのだと思います。
執筆者 : Quiteña(ペンネーム)
自己紹介 : 好奇心旺盛で三日坊主。旅行、読書、田舎、自然、外国語、日本の古き良きもの等好きなものがいっぱい。