スペイン、アンダルシアで迎えるクリスマスと年越し

年末年始の気ぜわしさは洋の東西を問わず。スペインもしかり、今年の師走も大いに駆け回りました。カトリックの国スペインの12月と言えば、ハイライトはもちろん「Navidad(クリスマス)」。街中の道に隙間なく飾られるイルミネーション、心温まる年末恒例行事など…あまり知られていないけれどとっても素敵な習慣もあります。

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シャンパンのCM

シャンパンのCMに年末を感じるスペイン人‐スペインのクリスマスと年越し

「Freixenet」というカヴァ(シャンパン)のCMが流れ出すと、スペイン人は年末の訪れを感じるそうです。

これは、毎年末に「豪華なパフォーマンスでカヴァの魅力を全力アピールする」という、とんでもなく芸術性の高い2分程度のテレビコマーシャル。清水寺の「今年の漢字」にも劣らない存在感で、今やスペインの12月の風物詩といえます。初めてこのCMを見たのは1999年末。ちょうどミレニアムのタイミングで、特別に6分の大作でした。

1999年末のCMはこちら⇓

時間の長さだけでなく、後にも先にもこんなにエネルギッシュなCMを観たことはありませんでした。

昨年2014年末はカヴァの100周年ということで、100年の流行を振り返る力作。レトロなムードから今日への移行を楽しめる、こんな作品に仕上がっています⇓


数年前のオーディション番組で大抜擢された歌手「David Bisbal 」と、女優「María Valverde 」の魅力が満喫できます。

さて、気になる2015年はこちら⇓

前年と比べると、若干アピールが控えめという印象ですが…この「キラキラ感と落ちつき感が毎年交互に演出される」というのも、どうやらお約束のようです。来年はきっと、目も眩むほどのイケイケCMが作られるのでしょう。

経済危機でもイルミネーション

スペインの年末はイルミネーションがすごい!でも私の住む小さな村は

年末の公共スペースのイルミネーションといえば、日本でもすっかり恒例となっているようです。スペインではかなり昔からイルミネーションの習慣があるようで、その大きさ、デザインの緻密さ、そして飾られる面積の広さに度肝を抜かれます。

メインストリートだけでなく、街中すべての道に色彩豊かな光の屋根が広がるような…歩くだけで気分が盛り上がってしまう12月のスペイン。

とはいえ、私の住んでいる人口200人の村では、入り口のバス停に1か所だけ、とりあえず大きい3色電飾がドカン!あとは村役場のドアが何やらエスニックレストラン風になっていただけでした。

中心街に住む友人いわく、新市長が電熱費節約奉行のため、今年のイルミネーションは3割くらい省略されているという話も…。真相はともあれ、しみじみと1年を振り返り、時代の風をかみしめながら隣人と語らい、スペインの年末はまた今年も、人をいつもより人間らしくしてくれるのです。

年末ジャンボだけじゃない!

スペイン、アンダルシアの年越し

日本の宝くじに当たるスペインの「Lotería」。当選額も高い年末宝くじは、スペインでもやはり購入者が急増します。

そして「ジャンボ」でない「小さな」宝くじも急増!12月の週末になると、小さな訪問者が「ロテ(Lotería)買いませんか」と言いながら扉をたたいてきます。

少年サッカーの資金集め、修学旅行費を稼ぎたい高校生など、手作りの宝くじで年末にビジネスを展開しているシッカリ者のみなさんです。1枚1ユーロ(130円くらい)で、当たると豚の足一本(イベリコ豚のハムとして食べるもの)というのが典型的なパターン。

この「村の小さな宝くじ」、最も大規模なものはAMPA(日本のPTA)主催の「Cesta de Navidad(クリスマスバスケット)を狙え!」です。新生児用のベッドにも使えそうな巨大なバスケットの中に、みんなが大好きな豚の足、ワイン、ビール、シャンパン、グルメ缶詰、チーズ、サラミ、どさくさに紛れてツナ缶やスナック菓子など…100ユーロ相当のフードストックが当たる魅力的な宝くじ!

当選商品のサンプルが村役場の入り口に展示され、学校主催のクリスマスパーティーで抽選が行われました。ちなみに今年の当選者は、3人目のお子さんを出産予定の臨月のママさん。重たいお腹で壇上に上がり、嬉しそうに商品を受け取る姿に、誰もが「この人に当たってよかった!」と感じたことでしょう…。

スペインでの年越し

スペインの年越し、やっぱり年越しそばが食べたい
スペインの年越しのお供は、ソバではなく、カウントダウンの鐘に合わせて食べる「ウバ(uva=ぶどう)」です。

年越しそばをあきらめない私は、大きなスーパーで「Soba」と書かれたカップ麺を見つけて速攻購入!しかし家に帰ってよく見ると、それは「焼きそば」でした。この際、焼きそばでもかまいません。全力で駆け抜けた1年の思い出とともに、ソバでもウバでも焼きそばでも噛みしめて、来年も頑張ります!

執筆者:Sawita(スペイン在住の日本人)

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