海外生活、アメリカの出産事情-助産婦と産婦人科

海外生活する際に、女性として気になるのは妊娠や出産です。日本に一時帰国して出産、という選択肢もあると思いますが、私は、アメリカで二人の子供を出産しました。一人目の出産はmidwife(助産婦)に付き添ってもらい、二人目は産婦人科の医師にケアしてもらいました。アメリカ中西部での出産経験の一面をご紹介します。

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産婦人科医、助産婦のクリニックのどちらに通院する?

海外での妊娠・出産、アメリカ

妊婦としては、初の妊娠・出産時に経験する不安や戸惑いも少なくないですが、移住して間もない私たちには、出産までのケアを求めて通院する産婦人科又は助産婦からのケアを選択するのには、多少の考慮が必要でした。

理由としては、主にコストの問題がありました。妊娠・出産は病気ではありませんが、ここ、アメリカでも日本と同様に、妊娠中の医療機関への定期通院、出産時後には、産後のママと赤ちゃん共に健康であれば、少なくとも一晩の入院を必要とします。

私は婚姻してからまだ数年、比較的若いカップルでしたので、出産費、出産前後の診療費は高額に感じました。

一人目の出産

海外での妊娠・出産、アメリカで出産

それで、一人目の出産には、問い合わせをして主人と共に決めたのが、midwife(助産婦)さんへの訪問でした。

助産婦の診療は産婦人科医への費用と比べてかなり適度なものでした。当時に住んでいた地域はミシガン州北部でバケーション地として知られているミシガン湖沿いの人口6000人程の入り江の町でした。

ですから、助産婦さんが所属していたクリニックは2件だけだったと思います。電話で話した上で予約を確保。信念にケアをしてくださる、一般的な医師のように固くない、長年の知り合いだったような雰囲気で、何でも相談に乗ってくれる叔母さんのような助産婦さんでした。

助産婦さんの出産ケアは自然に在るままを尊重

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出産前のケアとしては、通常の身体重のチェックと胎児の健康の検査(直に手でお腹の上から丁寧に胎児の位置を確認する、子宮の大きさをはかって胎児のおおよその成長を確認など)と、バランスのとれた食生活の指導、ビタミン剤などのサプリメントを取ることなどのアドバイス、それから、基本的な尿検査とクラミジア検査ぐらいで、気軽に通えたことを覚えています。

助産婦は、近年の医学知識が豊富になる以前の昔から、妊婦に立ち会ってきた職ですが、私が一人目を妊娠中の当時はアメリカ社会の中でも、より自然な出産へのアプローチとして自宅出産、水中出産などが選べるような機会が簡単になってきた年でした。

私の助産婦さんもあくまでも自然的なアプローチがモットーで、出産予定日を過ぎてしまった私に自然な陣痛誘発効果法として、毎日一回、castor oil(ひまし油)をテーブルスプーン1分、ジュースに混ぜて飲みなさいと指導してくれました。

このひまし油を飲んだことがある方には分かっていただけますが、通常、下剤としても使用されているもので、これを飲んでいた数日間はトイレを離れることができない思いでした。(笑)

トイレで半日を過ごすような思いは辛かったですが、出産自体はスムーズにいきました。

自分自身で出産しているという実感が常にあったことを覚えています。鎮痛剤も一切使用しなかったので、出産が終了するまで、腰からの下部がとても重い感じでしたが、助産婦と共に付き添ってくれた看護婦の方と、出産中、絶えず隣でサポートしてくれた夫のおかげで、最良の出産経験となりました。

私の出産費の合計は?

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私の場合、妊娠中の診療と出産時、また産後の助産婦からのケアを全て含めて、2000USドル位でした。逆に、産婦人科医の料金は助産婦の1・5~2倍になるくらいです。

ただ、付け加えておきたいのが、私の出産した州のミシガン州では助産婦がクリニックを開設して患者への出産までのケアは提供できるにも関わらず、そのクリニックや患者の自宅での出産自体のケアを提供することが許されていないために、地域の病院施設を使用しました。ですから、最終的な出産費は助産婦のケア2000USドルと病院施設使用、看護婦の付き添い料金、新生児のケア、全てを含めて7000USドル弱でした。

二人目の出産には産婦人科医を選択

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二度目の出産では、ミネソタ州へ移住してからの出来事でしたので、コストや特別なケアに関わらず産婦人科医にお願いしました。

私の個人的な経験からでは、二人目出産時の産婦人科医もどちらかと言えば自然なアプローチを重視していたと思います。多少の違いをあげるとすれば、定期的な尿検査や血液検査が多かったと思います。また、超音波検査(エコー検査)も毎回の健診で行われました。

妊婦や胎児に危険がないとされている薬品などは必要であれば処方してくれますが、鎮痛剤などでも、私の希望を尊重しての自然出産でした。

二度の出産で感じたことは、日本で見てきた出産と比べて、母子とも健康であれば、侵害的な方法は取らず、自然な出産を求めていることと、産後のママと赤ちゃんのつながりをとても重視していることです。

私の入院した病院でもできる限りママと赤ちゃんは同室で一緒に過ごせるようにと努力していました。また、病院施設やクリニックによって異なるでしょうが、赤ちゃんが出来るだけ母乳を飲んで育つようにとの指導がしっかりしていたと感じました。

最近の一般的な出産費用

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一般的には、産婦人科医師からのケアを受けた場合、出産時の病院入院料金一日分のみで、3500USドル前後であります。これは、出産時後の病院での一日の費用のみですので、妊娠中の通院、入院費・産後のケアを考慮すると、おおよそですが、9000USドル前後になります。また、何らかの理由で他の治療やケアが必要な場合はこれ以上の金額となります。

反対に、助産婦に診療した場合は、出産前後と出産時のケアを全て含めて、助産婦、在住地にもよりますが、約2000~3000USドルが一般的な費用です。

各州によって対応の異なる助産婦の開業認可・不認可

海外での妊娠・出産、アメリカは州によって対応がさまざま

また、上記で多少触りましたが、州によっては助産婦の開業を全般的に認めている州も(現在時点では28州が認可)ありますので、それらの州では自宅出産など個人での出産経験を可能としています。

私の出産したミシガン州を含める、これら助産婦(Certified Professional Midwives) 認可以外の州では、助産婦の完全な開業を認めていないので、助産婦の費用の他、病院施設での料金も出産費用に含めて考慮しなければなりません。

少し分かりづらいですが、アメリカで認めている助産婦のタイプが3種類あり、上記にある助産婦(CPM)は医師ではありませんが助産婦としての資格を完全に営むことを認められているタイプです。

ほかの2タイプはどちらかといえば、助産看護師というようなタイプであります。

そのため、医学施設での診療範囲に限度があるのです。(例えば、薬を処方する権利を持たないことなどがあります。)これに付け加えて、各州ごとに異なる制度・法律を定めているので、前もってお住まいの州の状況を調べておくと安心です。

その上、アメリカでは日本のような国民健康保険・健康保険組合などの国民なら誰でもアクセスできる制度が公平に定まっていないので、中級階級(Middle Class)の国民は勤めている会社を通して民間企業の保険を購入しています。

保険会社によっては、助産婦からの診療を含めていない保険のプランがあったりするので、こちらも調べておいたほうがよいです。

最後に

海外での妊娠・出産、アメリカでの経験

私の個人的な意見としては、アットホームで、信頼性の高い関係を得ることのできた助産婦さんのケアが一番印象に残っています。待合室で待つことなく、速に対応してくれたことも最良でした。

ただ、個人によって必要とする治療やケアの内容が異なります。妊婦さんによっては個人のクリニックより多数の医学科が一施設にある大病院の産婦人科医を選択するほうが適しているかもしれません。

どちらにしても、私個人の経験は女性として生まれてきて良かったと実感できる心温まるものでした。
参考元:http://mana.org/

Giving birth doesn't come cheap.
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http://www.thecandidadiet.com/candida-diet-pregnant.htm

執筆者:田舎町のママ(ペンネーム) 

  
ミネソタ州の田舎町で主人・子育て(笑)、ガーデニング、料理などに力を入れて生活をしています。

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