最近、海外で働くことを希望する方が増えています。主にアメリカ、イギリス、ドイツが人気で、海外で働くには、語学力や労働ビザが必要ですが、まずは、海外で仕事を見つける方法を知ることが重要です。海外で仕事を見つける方法をまとめてみました。
海外で仕事を探すには「ネット」が基本
日本国内で仕事を探すには、地域のハローワークなどに行く方法もありますが、やはりネットで検索することが一番の近道です。
それは、アメリカやイギリス、ドイツなどの海外で仕事を見つける際も同じで、現地で仕事を探すには、まずは現地の大手求人サイトを知ることが大切です。
それらのサイトは、日本国内からも利用が可能ですが、日本国内から、海外に遥々応募しても、求人者に熱意が伝わりません。ネット上からの応募とはいえ、現地から応募することが海外で仕事を見つけることへの近道となります。
以下に、アメリカ、イギリス、ドイツの大手求人サイトを紹介しておきます。
アメリカ最大の求人サイトです。日本語には非対応ですが、会員登録を済ませ、自分の履歴書を公開すれば、求人者からオファーが届きます。
Jobsite UK
イギリス最大の求人情報検索サイトです。。こちらも日本語には非対応ですが、地元ならではの個性的な求人情報を閲覧できます。
BERLIN Startup Jobs
ドイツの求人情報サイトです。アルバイト情報を中心に、日々様々な情報が掲載されます。こちらも日本語には非対応ですが、日本人向けの求人情報も多数掲載されます。
これらの求人サイトを利用することによるメリットは、地元ならではの個性的な仕事が見つかる点にあります。
求人に応募する際には、日本国内で仕事に応募する時と同じく「Cover letter(応募に至った経緯などを紹介する挨拶状)」や「Curriculum Vitae(履歴書)」が大切で、また、面接のお願い状も忘れてはなりません。
人脈やコネから仕事を見つけるには?
海外で仕事を見つけるには、日本国内と同じくネットで求人情報を探すことが中心となりますが、語学力があれば現地のハローワークに飛び込んだり、現地で開催されるミートアップ(外国人が交流する集会)や、就労希望者が集まるジョブフェア(企業説明会)、地元の企業が開催するインターシップ(お試し就労期間)に参加することも有効です。
ミートアップは専用のスマホアプリなども用意されているため簡単に参加することが可能で、仕事を見つけるだけではなく語学力向上にも繋がります。
また、インターシップも有効ですが、インターシップは無給の場合もあるため参加には注意が必要です。
最も簡単! 海外就職エージェント
海外で仕事を見つける最も簡単な方法は、海外の求人情報を日本語で紹介する「海外エージェントサイト」を利用することです。
現地で仕事を探す場合は、日本人であることがハンデキャップとなる場合もありますが、海外エージェントサイトに掲載されている求人情報は日本人向けのため安心です。
以下に、主な海外就職エージェントサイトを紹介しておきます。
アメリカ各地の求人情報を掲載する就職エージェントサイト。西はカリフォルニア州から、東はニューヨーク州まで、幅広いエリアの求人情報が掲載されています。
JAC Recruitment
主にイギリスの求人情報を掲載するサイト。イギリス以外にも、シンガポールやタイなど、アジア各地の求人情報も掲載され、職種は多岐にわたります。
Career Management
主にドイツの求人情報を掲載するサイト。500社以上の求人情報が掲載されています。
海外エージェントサイトでは、海外で募集されている日本人向けの仕事を容易に見つけることが可能ですが、現地ならではの個性的な仕事を見つけることはできず、また応募にはTOEICやTOEFLなど、数字で表せる具体的な語学力が必要となる場合が多数を占めます。
最も大変!? 青年海外協力隊
最も簡単に海外で仕事を見つけるには、海外就職エージェントサイトを利用することですが、最も大変なのは主に途上国でボランティアを行う「青年海外協力隊」に参加することかもしれません。
青年海外協力隊はボランティアと言いつつも、現地で生活できるだけの給料は支給されるため、生活に困ることはありません。しかし、参加するには平均競争率2.5倍という試験に合格する必要があります。
青年海外協力隊の仕事内容は、井戸掘りなどを行い地元に貢献する「コミュニティ開発」から、災害時などに活躍する看護師や栄養士まで多岐にわたります。
青年海外協力隊は最もやり甲斐がある海外の仕事ですが、海外で働く最も大変な方法とも言えます。
最後は「行動力」が肝心
海外で仕事を見つける方法をご紹介させて頂きました。海外で働くには、TOEICやTOEFL、IELTSなどの語学力テストで高得点を取ることも大切ですが、語学力がなくとも現地に飛び込む形で就業されている方も多くいらっしゃいます。(その方々の口癖は大抵「外国は、行けばなんとかなる」です)
また、語学力が堪能であれば現地の企業で働くことが可能で、語学力が充分でない場合は現地で展開する日本企業の求人に応募することが海外で仕事を見つける近道となります。
さらに、就労ビザを取得するには、現地で日本人にしかできない日本語を必要とする仕事に就くことも大切です。
海外で仕事を見つけるには多くの困難を伴いますが、それらを乗り越える情熱があればきっと仕事は見つかるはずです。焦らず、今の自分にできる事を冷静に分析しそれを行動に移す力が重要です。