イ夕リア人と一緒に散歩をすると、 自然と触れ合う時問が多くてとてもリラックスできます。 その中で特に好きな散歩コースばは、森の中に行くことです。 イタリアの男(特にお父さん世代)は、 森の中に行くと、自然に実った果物や山菜、きのこを探しながら歩きます。
森の散歩を楽しむイタリア人
イタリアのおじさま達は、食べれる山菜やきのこをよく知っているのです。
森の中では、季節ごとのおいしい食材がいっぱい見つかります。どんなものが見つかるのか、毎回わくわくします。その収穫した野菜などを家に持ってかえり、イタリアのマンマが夕食を作ってくれます。 採りたてで新鮮な山菜で作った夕食と、散歩で疲れた後に食べる夕食は、いつもよりもおいしく感じます。
日本では、 なかなか味わえない自然との時問は、 日本人にとって癒しの時間になります。
真っ赤な小さい可愛い果物
春の森は、 鮮やかな花が咲き、森の中はとても美しくなります。 私は、春の森が大好きなのですが その理由の一つは、「fragolinoフラゴリーノ」がたくさん見つかるからです。
「フラゴリーノ」とは、小さないちごという意味です。 この名前の通り、大きさは1cm未満の小さくて、まっ赤ないちごのつぶです。
このフラゴリーノが、スーパーマーケッ トではすこし高価な果物でなかなかお目にかかれません。なぜなら、とても繊細で柔らかく、すぐに形が崩れしてしまうので、売るのが難しいからです。
この見た目もかわいい小さないちごですが、とても甘くて、本当に味が濃厚なんです。森を歩きながら摘んで食ベるのが 楽しみの一つです。ぜひ、春の森に行く機会があれば、探してみてくださいね。自然の恵みのデザートです。
香りのいいアカシアの花
春先は、アカシアの花が溝開に咲きます。 アカシアは、はちみつがとれる花の一つですが、白い小さな可燐な花が垂れ下がるように乱れ咲きます。アカシアの蜂蜜はよく食べていたのですが、実際に花を見たことがない方も多いと思います。
そのアカシアの花を摘んで持って帰り、小麦粉ろ水、卵でといた衣をつけ、油で焼きます。この時期だけたべることができるこのお料理ですが、まるで日本のてんぶらのような料理です。
食べたとき、さすがはちみつのとれるお花だけあって、ほのかな甘みがお口にひろがり、とてもおいしいです。
春だけ食べれるほんのり甘いアカシアの花は、見た目にも綺麗な食材で、甘く、いろいろなアレンジができます。もし、見つけた時はぜひ食べてみてください。
自然の中で過ごすイタリア人の生活風景
イタリアの人は、自然の中でゆっくりすごし、自然の恵みを余すことなく、満喫しています。日本の街に住んでいると、山さえ見えない場所も多いですが、イタリア人にとって山や川はいつも身近になる風景なんです。
執筆者;Maki C(ペンネーム)
日本の音楽大学でイタリアの文化に触れ、イタリアにいつか住みたいと夢見ていました。
30歳を過ぎた頃に、イタリア旅行のために語学の勉強を独学でして、現在翻訳・通訳の仕事をしています。数年イタリアと日本の往復の生活をし、ただいま、ビザ獲得にむけて格闘中で、今年より晴れてイタリア在住予定。
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