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一夫多妻制の国、インドネシアの恋愛と結婚、離婚事情

インドネシア

インドネシアは一夫多妻国です。とは言えここ最近ではそれも減ってきているようです。経済発展して女性の社会的進出や地位が上がってきたこともあるでしょうし、なにより経済成長したがためにその分生活費もかかるようになってきて、妻とその子供達が増えれば増えるほど男性の経済力が必要になってくる、というのが一番の理由かも知れませんね。

インドネシアは多民族国家なのでその恋愛模様や結婚、離婚感といったものはそれぞれの地域や民族によって異なります。

という理由で全体像がよく私にも把握仕切れていませんので、私が住んでいるバリ島についての恋愛事情と結婚、離婚はどうなっているのかお話していきたいと思います。

インドネシアの恋愛ってどうなってる?

インドネシア、バリ島の恋愛事情

日本の若者と同じように自由恋愛盛んですねー。(笑)その上、バリ島は国際性に富んでいる島なので国際恋愛というのも他の島々に比べて多く見られます。

ただ、バリヒンドゥ教はカースト(身分)制度があるために、恋愛は誰とでもできるんだけど、結婚となるとなかなか難しいようです。男性より女性の方がカーストが上だと家族の反対もあるために結婚まで行き着くことはなかなかないんですよね。そのためか、カーストが上の女性は恋愛にも慎重になっている人が多いようですね。(このあたりの女心は日本の女性と一緒かな?)(笑)

お家柄が違う、ふさわしくないっていう理由は今の日本ではもうあまり聞かれなくなったので、現代社会でもまだこういう国が実際にあるという事実に驚く人もいるんじゃないかな?

女性が気をつけなきゃいけないのが既婚男性が独身だと思わせといて近づいてくる時があるんですよね。

後述の一夫多妻制にも関連してくるんですけど、インドネシアの男性の中には日本人女性も第二夫人として結婚できるという間違った認識がある人もいるので、いくら恋愛だといってもその後のことも考えると十分気をつけてもらいたいと思います。残念なんだけど、こういうトラブルに巻き込まれてしまった人は日本人女性のみならずバリ人同士でもあるんです。

だから、インドネシアの男性と仲良くなった際には必ず彼の家族を知ること、実家へ必ず行ってみる事、彼の友達のからリサーチしてみることが重要かもしれません。

私も主人と恋愛している時には、しつこく何度も何度も「結婚してないよね!?」と本人はおろか主人の家族親戚友人みんなに聞きまくった記憶があります。(笑)

インドネシアの結婚観と結婚事情

インドネシア、バリ島の結婚式

冒頭でも述べましたが、インドネシアは一夫多妻が認められている国です。バリ島でもほんの少しですが今も尚二人奥さんがいる、という男性を見かけますね。

ただ、それには条件があって、男性が好きな時に好きな数だけ奥さんをもらえるというハーレム状態(笑)の結婚はできず、二人目の奥さんをもらう場合には必ず一番目の奥さんの承諾書をもらうように法律で定められています。同じように3人目の奥さんをもらう場合には第一夫人と第二夫人のサインをもらわなければいけません。結構面倒くさいですよね。そう簡単にサインがもらえることはないでしょうし。(笑)

ちなみに私の場合、一夫多妻制の国の人と結婚するということもあってか、結婚する時には日本の役所に提出する書類の中に男性が独身であるという証明書も添付するようになっていました。

また、結婚は基本的にはフリーと言えどもまだまだ制約的なことも残っています。

バリ島では各家庭にサンガという家のお寺が必ずあって、それを守るために男の子が必ず必要になります。そのために、例えば男の子を生んだ兄嫁がいて、兄がその後亡くなってしまった場合には弟がその兄嫁と結婚して兄の息子を跡取りにする、といった結婚もまだ時々見受けられます。

バリヒンドゥ教では何よりも家の寺院を守り続けていくことが大切なので、個人の感情が犠牲になる場合も多々あります。

他にも先の「恋愛事情」で述べたようにカーストが絡んできて、想い人と結婚をあきらめざるを得ない人もいますしね。

あ、あとこれも付け加えておかなきゃです!

インドネシアは宗教国家でもあるので、宗教が異なるインドネシア人同士での結婚の際にも夫婦どちらかの宗教に改宗しなきゃならないんですよね。結婚儀式の時に改宗の証明書に本人や家族、そして身元保証人のサインが必要です。

インドネシアの離婚事情

インドネシア、バリ島の恋愛、結婚、離婚について

統計が少し古いものなんですけど、2005年~2010年の間に離婚率が70%にまで膨れ上がったという政府のデーターがあります。理由としては女性が自立していけるようになったことや社会的地位が向上して、第二夫人をもらおうとする主人に対して認めたり反対するより離婚を求める女性が増えたということもあるんでしょうね。

離婚は日本のように協議離婚というものはなくて、必ず宗教裁判所が介入するようになっています。

しかし、離婚できたとしてもまたその後が大変なんです。慰謝料や教育費の負担というのは男性側には全くないので、離婚後の女性は大変かも。
そして、男の子がいる場合はこれまた少しややこしくなっちゃうんです。

バリ島の場合は宗教と関連してくるんですが、夫婦間に男の子がいればその子は必ず父親の家に残るようになります。中には母親と暮らす男の子もいますが、家で行われる宗教儀式やお祭りの際には子供達は必ず父親の家に参拝しにいくんです。

また、母親が再婚する場合には一緒にその再婚相手の家に住むことはできません。これもまた宗教的理由で、男の子はあくまでも自分の生まれた父方の家のお寺に属することになるので、母親の再婚相手の家のお寺と関わったりその家で暮らすことはできないんですよね。

裏を返せば、それだけバリでは男の子が重要だということなんです。

宗教による制約が多い結婚事情

宗教による制約が多い、インドネシアの恋愛と結婚

インドネシアは日本と同じように自由恋愛、自由結婚、自由離婚できますが、やっぱり宗教国家であるがためのいろいろな制約が多いのも確か。特にバリではその色が濃いですねー。

みんな一度の人生だから思うがままに生きよう!というのはこの島ではわがままなのかも知れません。それだけ、祖先や家、血、それらの根底にある宗教を大事にしているからなんでしょうね。

執筆者:harudai(ペンネーム)

プロフィール:国際結婚で2000年からインドネシアバリ島に住んでいる主婦兼二児の母。「郷に入っては郷に従え」精神でご近所の方々に助けてもらいながらの日々の生活。今だ近所のおばちゃんたちから学ぶこと多し。

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