タイは全人口の約90%が仏教徒と言われています。私が住んでいるプーケットでも同様にほとんどの方が仏教徒です。そのため観光名所と言われている大きなお寺から、こじんまりとした地元の仏教徒の方々が集まるお寺まで多くのお寺があることからもわかります。
そこで、タイでの宗教、プーケットで暮らして感じた宗教に関する日本との違いなどをご紹介します。
プーケットでの宗教事情
タイには仏教だけでなく、イスラム教、キリスト教、そしてヒンドゥー教を信仰している方もおられます。私のこれまでのプーケットでの生活の中では、やはりほとんどの方が仏教徒、次いでイスラム教の方が多かったと思います。
プーケットにもキリスト教会やイスラム教のお寺「モスク」が数か所あり、月と星のマークがついたイスラム屋台、スカーフを巻いた女性も多く見かけます。そして、やはりモスクがある周辺はイスラム教徒の方が多く住んでいます。
住んでいて感じた日本との違い
日本で生活をしていた頃は、いわゆる「無宗教」で、冠婚葬祭の時にちょっと気にする程度でした。
ただ、こちらに来ると「宗教は何?」と聞かれることもあり、例えば毎年のビザ更新の際の書類にも宗教を記入する欄があります。些細なことなのですが、日本では宗教について聞かれたことはほとんどないため、タイでの生活の中には宗教というものが根付いているということ、そして、日本との違いも感じます。
また、主人の方の甥っ子、姪っ子の運動会を見に行ったことがあるのですが、学校から生徒たちへ支給されるお弁当にしても、きちんとイスラム教の子供とそうでない子供用に分かれていて、イスラム教徒の子供たちには鶏肉を使ったお弁当でした。
このように小さいころから、様々な宗教を持つ人々の中で過ごしていますので、タイ人の方はお互いの宗教に対する習慣もわかっていると思います。会社の同僚とのお食事会の時でも自然にイスラム教徒の方とのお食事は豚肉を使わない料理屋さんへ行ったりしています。
また、イスラム教の方は犬に近寄らない、触らないので、犬を飼っている私は、ご近所のイスラム教徒の方には気を付けています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。タイには仏教だけでなく、イスラム教をはじめ、キリスト教などがあり、そして、大半の方は定期的にお寺や教会へ通い、お祈りや参拝をしています。日本では、ほとんど宗教について考えることがなかったのですが、今では宗教が人々にとってとても身近なもので、生活の一部になっているという認識になっています。