日本国籍の場合、短期の観光目的ですとほとんどの国でビザなしで入国が可能ですが、タイもそのうちの1つです。しかし、タイでの就職や留学、また、のんびりと時間をかけてタイ国内観光をしたい等を計画されている場合にはビザの取得が必要になってくるでしょう。
今回は、タイでの滞在に必要なビザの種類やビザ申請についてご紹介します。
タイへの入国
日本人(日本国籍)の方は観光目的の場合、ビザなしで30日間のタイ滞在が可能です。
その際の条件としては、往復の航空券又は他国へ出国する航空券等の所持とパスポート残存期間が6ヶ月以上必要となります。ビザを取得済の場合にはこの限りではないですが、渡航前にはパスポートの残存期間や滞在予定日数を確認しておく必要があります。
目的別ビザ
ビザの種類は、観光ビザ、トランジットビザ、ノン・イミグラントビザ、オンアライバルビザがあります。
ビジネスビザ、留学ビザ、年金ビザ、ロングステイビザなどは、ノン・イミグラントビザとなります。ビジネスビザ以外ではタイでの就労が許可されていない場合がほとんどですので、渡航の目的に合わせてビザを取得してください。
ビザの取得
ビザの新規取得は渡航前に
タイでの滞在のためのビザは、タイ国内では新規発行はできません。(タイ国内のイミグレーションではビザの更新(延長)手続やリエントリーパーミットの発行などを行います。)
渡航前に日本国内または、近隣諸国にあるタイ大使館・領事館でのビザ取得となります。
日本国内には、東京、大阪や名古屋、福岡などにもタイ大使館・領事館があり、近隣諸国では、マレーシア、シンガポール、ラオスなどがポピュラーなようです。
下記は東京と大阪のタイ大使館・領事館のURLです。
ビザ取得に必要な書類
ビザ取得に必要な書類については毎年なんらかの変更があります。書類不備でビザ申請ができず再度書類を用意し、翌日に出直すということもありますので、事前に必ずタイ大使館や領事館に必要書類の確認することをおすすめします。
ビジネスビザや留学ビザを取得の場合は、タイでの就労先や学校からの招聘状や書類が必要となりますので、タイでの就労先や学校との確認作業も必須となるでしょう。
ロングステイビザの場合、金融証明書、英文銀行預金残高証明書原本、年金証書原本、銀行普通預金通帳と年金証書原本、英文無犯罪証明書原本、国公立病院発行英文健康診断書などの書類も必要となります。また、銀行預金残高800,000バーツ以上、年金月65,000バーツ以上の受給などが条件となります。
提出書類には申請者本人の手書きサインが必要です。(会社や学校の書類は不要の場合もあります。)大量の書類にサインをするだけでも疲れてしまいますね。
なお、繰り返しになりますが、ビザ取得に関する必要書類などは予告なしに変更されることがあります。この情報は記事投稿時点での情報です。この通りに行えばビザが取得できることを保証するものではありません。必ず事前に領事館などで確認してください。
まとめ
どの国も同じかと思いますが、ビザの取得は手間も時間もかかります。また、急に必要書類や書式が変更になったりすることがよくあります。コピーの仕方にまで指示があったりと「なんで?」ということも起きることがあります。
もし、日本のタイ大使館や領事館でビザ申請をする場合、日本にありながらタイ大使館や領事館の中に入れば、そこはタイ王国となります。もしかするとそこでタイの洗礼を受けてしまうかもしれませんね。
執筆者ペンネーム:ちょんぷー
タイ語もわからずタイに来て、1年のつもりがあっという間に10年以上が経ちました。未だに四苦八苦しながらもゆるい感じで生活してます。