故郷は離れて思うもの。という言葉がありますが、離れてみて初めて故郷の良さを実感することがあります。日本で暮らしているときはそんなにいい国だと感じていませんでしたが、米国に住んでみて改めて保険医療の充実さとか、食べ物の美味しさ、日本人の几帳面で綺麗好きな面が素晴らしいと感じています。
そもそもホームシックとは?
私はまだ米国に移住してきて3か月という短い期間ですが、既にホームシックにかかっています。自分はホームシックにかからないタイプの人間だと、ずっと思っていたのですがそうではなかったようです。
そもそもホームシックとは、住み慣れた土地から知らない土地へ引っ越したときに起こる故郷が恋しくなる気持ちですよね。よく大学を卒業して就職で初めて一人暮らしを始めたり、海外留学へ行った人なんかが経験することが多いでしょう。
やっぱり日本が恋しくなる
実家の家族との他愛ない話がとても特別に感じたりします。ウザったく感じた母の注意も愛おしいと思えたり…。
私の場合は国際結婚で米国にやってきたわけで、ここで骨をうずめる覚悟で移住を決めました。腹を決めて来たはずなのに、日本がとっても恋しくなることが多々あります。
というか今まさにその真っ最中です。母の手料理が食べたい、父と地元の温泉に行きたい、幼馴染とまた時間を忘れてお喋りしたいなどなど、したいけどここでは出来ないことが盛り沢山です。そのためにホームシックになっています。
ホームシックになるとき
私は食べ物が一番の原因になります。ちょっと語弊があるかもしれませんが、米国人はサンドイッチとハンバーガーさえあれば、生きていける人種だと感じます。
でも日本人は違いますよね?ひじきの煮物とか、きんぴらごぼう、豆腐の和え物、野菜の煮つけ、こういう素朴な和食が無性に食べたいです。
幸い、味噌は手に入るので味噌汁は作れますが、ごぼうやこんにゃくの入った豚汁やおでんなどは難しいです。大好きなゴマ豆腐も恋しい!
それにやはり言葉の違いは大きな壁です。住めば都と言いますが、そういう風に感じられるまではまだまだ時間がかかりそうです。
ホームシックの解消法
数週間前、夜お風呂に入りながら日本が恋しくて、泣いていたのを旦那さんに見られました。気の毒に思ってくれて早速アマゾンで米、味噌、納豆、ゆかり、ゴールデンカレーを注文してくれました。
本当に日本の食べ物を食べるのが一番の解決法です。
よくNHKを受信する人や日本のテレビ番組を見られるようにセッティングする、海外在住の日本人の方たちもいるようですが、私はアメリカのテレビドラマが大好きなのでその点は大丈夫です。ウォーキングデッド、BONES、Person of Interestなどをこよなく愛しています。
あとはもう少しゆとりが出来たら、フィットネスクラブに通って大好きなエクササイズをして気分転換をしたいとも考えています。
前向きに乗り越えよう
新しい土地で生活するのは誰でも不安です。でも自分で決めたことだし、有難いことに周りには助けてくれる家族も沢山います。自分を成長させるチャンスだと思って前向きに乗り越えて行きたいと思っています。
執筆者:マイマイ(ペンネーム)