今回は、私が暮らしていた北京についてご紹介したいと思います。私は3年ほど、中国の首都北京で暮らしていました。北京は、中国の中心で、名跡と先進的な建築が同居している、とても魅力的な都市だと思います。
北京ってどんな街?
北京は、言わずと知れた中国の首都で、中国の東北部に位置しています。
街は天安門を中心に6つの環状道路が通っていて、中心に近づけば近づくほど栄えています。街には天安門や頤和園、天壇公園をはじめとする名跡が残っています。
北京には、色々なところから人が集まってきます。仕事を求めて北京に集まってくる人の事を、中国語で「北漂」と言います。お金を稼いでいい暮らしをすることを夢見て北京に「漂って」来るのです。そういった若者を描いたドラマもありますが、現実は厳しいようです。
また、北京に住んでいて思ったことは「寒い」という事です。北京の春、夏はとても短く、秋が来たかと思ったらいつの間にか気温は零下になり、「暖気」と呼ばれるセントラルヒーティングが稼働します。
本当に寒いので、おしゃれに気を使っている場合ではありません。そのせいか、上海など南方の人に言わせると「北京は首都だけどダサい」そうです。
北京のグルメ
北京のグルメで私が皆さんにぜひおすすめしたいのは、しゃぶしゃぶです。
真ん中が煙突のようになっているドーナツ型の鍋で、お肉や野菜をしゃぶしゃぶして、ゴマダレでいただきます。ふつうは羊肉なのですが、私は羊を食べすぎるとお腹の調子が悪くなるので、牛肉でいただいていました。ただこれが絶品です!
北京に行ったらぜひ食べてみてほしいです。私は冬になると、ほぼ週に1-2回のペースでしゃぶしゃぶを食べていました。
ほかにも、ポピュラーなところだと北京ダックがありますね。これも北京には老舗のレストランがたくさんあるので、お勧めです。目の前でカットしてくれるお店に行くと、料理そのものの味を楽しむことはもちろん、エンターテインメントとしても楽しむことができます。
また、北京の「屋台で売っている朝ごはん」もとてもおいしいです。いろんなものがあります。中国の人は食事をとても大切にしているので、食べることに関してはきっと満足できると思います。
観光地としての北京、生活する場所としての北京
北京に住んでいる間、家族はもちろん何人かの友人が私を訪ねてきました。彼らを案内するうちに、主要な観光地には大体行ったと思います。
天安門や故宮はもちろん、胡同をぐるぐる回ったりもしました。見ごたえのある名跡もたくさんありますし、現地の方とおしゃべりをするのもとても楽しいので、旅行に来てもとても楽しめます。
観光も買い物もグルメも、どれをとっても中国らしさを味わうことができるので、みんな満足していました。
また、実際に生活をするにしても、交通が非常に発達しておりバスと地下鉄でどこにでも行けますし、食事をする場所も、買い物をする場所も困らないのでとても便利です。イトーヨーカドーやイオンが進出しているので日本の食材も手に入ります。北京の中心地では週末やアフターファイブの遊び場所も充実しています。
住めば都!北京生活
ご紹介したように、北京は中国の首都なだけあって生活するのには困ることはありません。
日本人会もありますし、上海ほどではありませんが日系企業もいくつかあるので日本人で仕事を探している人が行くのにも、お勧めできる都市だと思います。歴史を感じることはもちろん、中国で最先端の街の一つでもありますので、訪れたことのない方は、ぜひ一度行ってみてください。