海外に住むとなるとまず第一に重要なのが食だと思います。食が合うか合わないかで生活が大きく左右されることもあるかと思います。別のホストファミリーの家にいたアメリカ人のクラスメイトは食が合わないと言って学校帰りにスナック菓子をたくさん買っていました。私は朝、夕と毎日エクアドル人のママが用意してくれる食事でしたがとても口に合いました。
エクアドルの主食はお米
エクアドルの主食は意外にもお米です。しかし日本のお米とは程遠く、パサパサで味も香りもほとんどありません。ご飯の炊き方も日本と全く違って、ホームステイ先のママは、まずお米を大きな鍋で大量のお湯で茹でます。そしてご飯が柔らかくなったら茹で汁を捨てます。
私はその光景を初めて見た時は衝撃的で心の中で「あーーーー!!!旨みを捨ててるーーー!!!」と叫んでました。茹で汁を全て捨てた後はそのまま火にかけて水気を飛ばして完成です。私は時々日本から持ってきた鮭フレークをかけて食べていました。
毎日違うスープ
私のホストファミリーの食卓では、夕食時に毎日必ずスープが出ていました。しかもホストファミリーのママがお料理上手だった事もあり、種類が豊富で大げさではなく滞在していた1年近くの間、ほとんど同じスープを食べた事がありませんでした。
ママに「日本には何種類のスープをがあるの?」と聞かれた時は「えーと、味噌汁とお吸い物とあと、えっと、、、」となってしまいました。どのスープもとっても美味しかったのですが、トッピングでバナナをそのまま1本入れた時は「う〜ん。」と思いました(笑)。多分ビジュアルの問題だったんですけどね。
エクアドルの家庭料理クイの丸焼き
クイはかなり大きなネズミで、その丸焼きは原住民インディヘナの人々の家庭料理です。キト市内で見かける事は少ないですが、すぐ隣街のインディヘナの人々がたくさん住んでいる所に行くと道端でクイを焼いて売っている光景を目にする事ができます。
調理された後も見た目がネズミそのもので、観光地のレストランではお皿にでーんと大の字になって出てくるので食べる時にはやや抵抗がありますが、味はそこまで悪くはないです。食感は少しホルモン肉のようにかみごたえがあります。
なぜかエクアドルでダイエットに成功?
私はホストファミリーのママのご飯を毎日満腹になるまで食べていたのですが、なぜか留学を終える頃には体重が3キロぐらい落ちていました。ママも痩せたけど大丈夫?と心配するほどだったので理由を考えてみてみると、留学中ほとんど間食やお菓子を食べていなかったので痩せたようです。
どれだけ日本でお菓子を食べていたのかを知って反省でした。エクアドルには安くて美味しいものがたくさんあるのですが、お菓子だけは私好みではかったです。
執筆者 : Quiteña(ペンネーム)
自己紹介 : 好奇心旺盛で三日坊主。旅行、読書、田舎、自然、外国語、日本の古き良きもの等好きなものがいっぱい。