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スペイン、アンダルシアで見つけた!仕事とキャリア 

で日本語を教えることに!教室 アンダルシア

EUの中で5本の指に入る失業大国、スペイン。正規雇用どころかアルバイトすら見つからないまま、気が付けば移住から半年が過ぎていました。国境の小さな村には求人すら出ず、面接どころか履歴書を提出する機会もなく、暇を持て余していた…そんなある日。ようやく小さなチャンスが訪れたのです!

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スペイン生活で見つけた仕事!キャンパス

キューピットは、日本に遊びに来てくれたこともある、夫の大学時代の同級生。県立大学の事務所で秘書をしている語学オタクのスペイン人なのですが、「大学で新しい言語のクラスを作りたがっているらしい」と、耳打ちメールをくれたのです。

今思えば、彼自身が日本語を勉強したいがために私にクラスを開かせようと意気込んでいたようなのです(職員は無料で聴講ができます)。

何はともあれ、アドバイスに従って外国語のセクションに声をかけてみることに。コースのコーディネーターのような方から「顔合わせに来れる時に寄ってください!できるだけ早く!」という、ずいぶん鼻息の荒いメールの即レス。

スペインでの仕事とキャリア、コピー機

これが11月初めの出来事で、すでに大学の新学期が始まって1か月以上が経っていたわけです。翌週に履歴書や日本語教育のライセンスの証明書等々、使えそうなものを担ぎ、念のため簡単な教案も作り、日本から持ち込んでいたリクルートスーツを4年ぶりに着用して指定のキャンパスへ向かいました。

4年間でため込んだ体脂肪の存在感をかみしめながら、スーツのボタンがはじけないよう恐る恐るミーティングスポットへ到着。

コーディネーターさんに履歴書をお渡しし、「さあ面接だ!」と思いきや…履歴書は住所の確認程度しか見ずに(頑張って取った日本語教育の資格すら見てもらえず)、もう「何曜日に来れますか」「学年末の試験はやりますか」「教室はPCを使える仕様がいいですか」…など、授業をやる話が進んでゆくのです。

我に返った時には翌月の一週目から週2日の授業を約束し、授業データの入力手順を必死でメモしている自分がいました…。

気になるお給料は…

週2日、合計たった3時間のアルバイトとはいえ、とにかく単調だった日常生活に新しいリズムが加わりました。最初の授業の準備、そして何よりお給料をいただく準備など、やることは色々。

給与振り込みの口座をインターネットで開き、税金の納め方を最寄りのハローワークのような窓口(Consejería de empleo、CADEなどと呼ばれているようです)で確認したり。

CADE

雇用スタイルが日本のフリーターにあたるので、自分で国民年金に当たるものに入り(autonomaと呼ばれています)、確定申告に当たるものを出したり…収入に応じて社会保険料を納めるシステムです。長年の経済危機を考慮して、最近はこの納付金額がグッと下げられているとのこと。

相談に行った時点では、「初めて加入した時から半年は、1か月に52ユーロ」と案内されました。(通常では大体200ユーロくらいになるそうです。)

ちなみに、正規雇用ではなく時給で支払われる雇用形態は「オノラリオ(on horario)」と呼ばれているようです。週3時間の超ミニミニアルバイトの場合、月ごとに給料計算をするほどのお給料ではないため学年末月にまとめて給与振り込みをし、その月を保険加入にするらしいのですが…実際に授業が始まった今になっても、いまだに詳細や雇用契約書をいただいていません。

確認しても「準備中」…時々ネガティブな気分になった日には「私は本当にお給料がいただけるのだろうか…」と、空っぽの口座データを眺めながらモヤモヤしています。

授業風景

で日本語を教えることに!教室

新規開講の日本語コース、しかもの学期途中からのスタートで、果たして何人生徒が集まるだろうかと心配していました。最低開講人数の7人(ハードル低いですね)をクリアするため、地元のマンガサロンやコミック専門店、空手道場など、思いつくままにアナウンスをかけていました。

最終的には13人での開講。まずまず快調なスタートです。

いよいよ明日は初日、準備も万端に…と充実感をかみしめていたその時、大変なことに気づきました。よくよく授業データを眺めると、講義のタイトルが「日本語・日本文化クラス」とされていたのです。

日本語を教えることは慣れていたのですが、「日本文化」も教えなくてはいけないのか…!文法だけで学年末まで時間ギリギリの教案を作ってしまったのに、いまさら日本文化のアクティビティーをどうやってねじ込めばいいのやら!

スペイン、アンダルシアで見つけた日本語教師の仕事!講師控室

苦し紛れに相談してみたのが、あのキューピットです。(彼ももちろん生徒名簿に名を連ねていました。)気になるキューピットのお答えは「先生が日本人というだけでもう日本文化空間だから、講義内容は文法だけでもいいじゃないか」とのこと。

なるほど、「あいずちが多い」「無意識にお辞儀をする」「”わたし”と言いながら鼻の頭を指す」などなど、あるがままの私そのものを「日本文化」として見てもらえればいいのですか!

「外から日本を見る」外国人の考え方は、色々な気づきを与えてくれますね…これだからやっぱり日本語教育の仕事が大好きです。

ヨーロッパの学生の国際化を図るために大学同士で契約し、留学・単位交換をさせる制度が「エラスムス計画」。EUの多くの大学で進められている制度です。

国外就職に希望を託すスペイン人ならば、やはり英語圏が人気かと思いきや、ポルトガルやイタリアが多いのだそうです。理由は「英語は無理。似ているポルトガル語かイタリア語なら、2,3か月でペラペラになれるから」…追い詰められても、やっぱりスペイン人はスペイン人です!

執筆者:Sawita(スペイン在住の日本人)

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