もし、タイに移住するとしたら、まず、「ビザ」について知っておく事が重要ですね。今回は、タイ人の方と結婚した場合に取得可能な配偶者ビザについてをメインにご紹介をさせて頂きます。
なお、ビザに関する情報は変更されることも多く、ここに書かている情報は私が取得した時点の情報です。必ず、所定の機関で最新情報を確認してくださいね。
タイ国籍者の配偶者ビザ って?
彼氏、彼女がタイ人だという日本人の方も意外に多いのではないでしょうか?そして結婚してタイに移住する場合、タイと日本の両方で入籍完了後、「タイ国籍者の配偶者ビザ/ノン・イミグラントO(オー)」の取得が可能です。
面倒な入籍手続が終わったら、今度はビザの申請と、やはりお手間のかかる国際結婚ですが、結婚したからと言って入籍書類だけではタイでの長期滞在はできず、これをしなければ、タイでの生活が厳しいものとなってしまいます。(ビザなしでのタイ滞在許可期間は30日以内)
タイ国籍者の配偶者ビザの申請は?
私はこのタイ国籍者の配偶者ビザで滞在しています。私の場合は10年ほど前にシンガポールのタイ大使館でビザ申請をし、受領後タイへ戻り、タイ入国から90日以内に管轄の入国管理局(イミグレーション)で1年の延長許可申請をしました。
シンガポールでのタイ国籍者の配偶者ビザは、その当時は比較的簡単に特に何のお咎めもなく申請、受理ができました。
必要書類は私のパスポートとそのコピー、日本とタイでの結婚証明書(英語に訳されたもの)配偶者の住民票とIDカードのコピー、写真、申請書だったと思いますが、現在は必要書類の追加があるかもしれませんので、申請予定のタイ大使館へお問い合わせください。
在東京タイ王国大使館:http://www.thaiembassy.jp/rte1/
タイ国籍者の配偶者ビザの更新/延長は?
配偶者ビザであっても毎年入国管理局へ夫婦そろって出向き、ビザの延長手続が必須となります。この年に一回の更新手続ですがよく必要書類が知らない間に追加されます。
またタイ人女性と結婚している日本人男性の場合とその逆の場合とは必要書類が異なり、タイ人男性と結婚している日本人女性の場合の方が書類の数は少ないようです。
ここ数年で追加となった書類は、夫婦のツーショット写真(番地が写っているもの)、借家の場合は大家さんの住民票とIDカードのコピー、賃貸契約書(更新されているもの)です。
夫婦の写真はタイ人女性と結婚している日本人男性の場合には寝室やリビングなどで家族が写っている写真など10枚ほど必要だそうです。(私の場合は1枚のみ)また、銀行に40万バーツを2ヵ月間預金している証明書や更新された通帳のコピーなども必要なようです。
そして、借家の場合、大家さんがIDカードと住民票のコピーの提出をしてくれないと、ビザの延長手続ができないかと思いますので、もし、お家を借りる場合にはご注意ください。
永住権って取得できるの?
タイの永住権を取得するには、条件が厳しい、申請料が高いというのがあり、私は申請していません。また、日常会話が可能なタイ語能力も必須項目のようです。
永住権申請費用は7600バーツ(約22800円)と永住権が認められた場合は191,400バーツ(労働許可証保有者、約574,200円)または、95,700バーツ(タイ人の配偶者、約287,100円)が証明書発行手数料として必要です。
私の場合はタイ人の配偶者ですので95,700バーツが必要ですが、ビザの更新費用が毎年1900バーツ(約5700円)なので約50年分の費用です。これはやっぱり考えてしまいます。また、永住権の発行は毎年各国100人までとタイ政府が2015年に定めたとのことです。
参考:https://www.kaigaiijyu.com/blogs/?p=1357
まとめ
いかがでしょうか?どこの国にいてもビザの申請/更新、国際結婚は手続が面倒で苦労も多いかと思います。私は「このタイ王国に住まわせてもらっている」と考えるようにしています。そう思うと少々の面倒も乗り越えられる気がします。
執筆者ペンネーム:ちょんぷー
タイ語もわからずタイに来て、1年のつもりがあっという間に10年以上が経ちました。未だに四苦八苦しながらもゆるい感じで生活してます。