私が留学先として選んだ国、それはミステリアスな国、ロシアです。あまり日本に馴染みのないこの国、特にサンクトペテルブルグという都市の魅力について、今日はお話ししたいと思います。
ヨーロッパ風の美しい街並み
私が住んでいたのは、広い国土を持つロシアの西側に位置するサンクトペテルブルグという町です。サンクトペテルブルグは日本でいうところの京都にあたり、ロシアで最も美しい都市と言われています。
その美しさの所以は、イタリアのヴェネツィアを思い起こさせるような運河とヨーロッパ建築の街並みです。サンクトペテルブルグ市街には様々な川が流れており、その中でも一番大きな川が、フィンランド湾に注ぐネヴァ川という川で、美しい街並みを眺めながら下るネヴァ川クルーズは大人気です。
エルミタージュ美術館のエメラルドグリーン色の冬の宮殿や、屋根が黄金色に輝くイサク聖堂、白と緑の壁が美しいメンシコフ宮殿、エッフェル塔の設計者が設計したと言われる、サンクトペテルブルグで最もきれいな橋、トロイツキー橋などなど、サンクトペテルブルグの観光地を一度に楽しむことができます。
クルーズに参加しなくても、小さな運がやかわいい建物を見ながら街歩きするのもとても気持ちがいいです。夏場は突然のスコールに見舞われることもありますが、すぐにやんで虹を見ることもできます。とにかく本当に美しい街なのです!
白夜
そんな美しいサンクトペテルブルグをもっとも楽しめる時期は、6月〜7月頃に訪れる白夜です。白夜は北欧地域に見られる現象で、夕方になっても昼間のように明るく、深夜を過ぎても薄明るい状態が朝まで続きます。この時期になると人々、特に若い方や旅行者の睡眠時間は(人にもよりますが)およそ3−4時間程度になるのではないでしょうか?!それくらい人々はこの時期を楽しみ、夜中まで友人や恋人と川沿いを散歩して美しい街並みを鑑賞します。
また、私は見に行く機会がなかったのですが、この時期にはマリインスキー劇場が主催する「白夜祭」というオペラやバレエ、クラシックコンサートを2ヶ月間に渡って開催するイベントがあり、初夏の風物詩になっているようです。
美女が多い
世界で一番美女が多いのはウクライナと言われていますが、その隣国ロシアにも美人がたくさんいます。ロシアやウクライナといった国は、周りを多くの国々に囲まれ、昔から民族間の争いが絶えない地域でした。その過程で混血が進み、遺伝子が混ざり合い、優秀な遺伝子が残ってきたことが理由の一つであるそうです。
私の友達も目が大きく、顔が小さく、手足が長い子が多かったです。街を歩いていてもモデルさんのような方が本当に多くてびっくりしました。ただ、着ている服はちょっとダサめというか、セクシー系なのですが品がない感じで少し残念でした。
また、80%の女性は普段からハイヒールで、冬でもハイヒールを履きます。彼女ら曰く、ハイヒールが氷に刺さって安定して歩けるらしいです・・そうそう、北欧や東欧の金髪率は世界一らしいですが、意外にも私の友達のロシアの女性はカラーリングで金髪にしている人が多くて驚きました。本来は黒とか赤とか茶色とかで、純粋な金髪ではないようです。ロシア人の「美人」の条件は金髪なのかもしれませんね。
さてさて、他にも自慢したいことはたくさんありますが、私がロシアで素敵だな、面白いなと思ったことを中心にご紹介しました。ぜひまたロシアに行って、新たな自慢を見つけてきたいです。