仕事などで初めて会った台湾の人と食事のときに盛り上がる話題をあげてみました。相手に印象を残し、自分の信頼感を与え、今後のビジネスにつながるといいと思います。この話題はは少しアレンジすれば、台湾だけでなく、中国や東南アジアなどでも使えるかもしれません。
台湾人とのビジネス会食で気をつけるべきこと
盛り上がる話題をあげる前に、仕事であれ相手がだれであれ、気をつけるべきポイントは2つあります。これは先輩からもらったアドバイスで、全く同感でので記します。
- 同じ目線で見ること=上から目線にならないこと=アジア人を見下さない=西洋人にへりくだらないこと
- 相手の調査・話題の調査をしておくこと=話題のストーリーを組み立てておくこと
以上のことを踏まえて、盛り上がる話題をみてみましょう。
恐妻家大会
家族ネタは一番無難なネタですが、事前調査しないと、結婚していないとか、離婚していたとか、死別していたとか、子どもができなかったとか、いろいろな状況があるので、しゃべり出しは注意が必要です。
一般論として家族の話で盛り上がるのは、「強い妻」の話題。この話題になると、がぜん「妻が強い」発表大会になります。今はもう言わないかもしれませんが、昔は「夫が遅くかえると、夫はそろばんの上に膝まづき詫びるくらい妻が強い」という話をしたものです。ご自分の経験や聞いた話を語ってください。
- 夫より妻の声が大きい
- 妻がすべて命令する
- 自己主張が強い
- 妻の足をマッサージしないと寝てくれない
中国人悪口大会
台湾の人にとって中国大陸との関係は、実に微妙な関係です。台湾の人口2300万人のうち100万人が中国に渡って仕事をしていると言われた時代があり、また中国大陸に親戚のいる人もたくさんいます。また中国人観光客が年間400万人近くも台湾を訪れている関係です。
そういう関係を知った上で、中国人悪口大会は盛り上がります。
- 声が大きい
- 列をつくらない
- 公共の場所をよごす
- 便座に足跡を残す
- ホテルの備品がすべてなくなる
- ルールに従わない
時事ネタ
聞いていて面白くてタメになって盛り上がるのは、やはり時事ネタです。こういう話題に対して、実に多くの人がコメントしてくれて、盛り上げてくれます。
- そもそも李登輝元総統がインフレ目標などアベノミクスを安倍首相に授けた。
- 尖閣列島は日本の固有の領土である、と主張して馬英九総統から批判された李登輝氏
- 李登輝氏が今年7月に訪日した際に安倍首相と対談したことを日本政府はとぼけているが、台湾の新聞には書いてある。
- 民進党の蔡英文主席が総統選挙の前に山口県へ行く理由は何か。
台湾の中華料理は楽しい会話があってこそおいしさが引き立ちます。楽しい会話が友情を深めてくれます。
執筆者:姉崎慶三郎