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帰国後の国民健康保険の加入とインドネシアの国民健康保険事情

海外在住者の日本保険制度、保険料を払わなくてもいい裏技 日本の国民健康保険

私は帰国すると真っ先に市役所に走り市民権を得る手続き(住民票作成)を一番にします。これは国民健康保険証をゲットするためというのが一番の理由。

というのは、国民健康保険は各市町村が運営しているので、日本のどこかの市町村住民でなければ健康保険証も交付されないという仕組みになっているんですよね。だから、たとえ帰国が短期間であっても住民登録さえしておけば国民健康保険証はもらえるんです。

国民健康保険の加入はどうやるの?

海外在住者、帰国後の国民健康保険の加入はどうする?

住民票で転入手続きをした後、すぐに国民健康保険課(たいていは同じフロアーにあると思いますよー)に行って手続きをします。手続き終了後長くても30分ほどで保険証をその場でもらえます。(マイナンバー制度が始まるともっと早くなるかも、とちょっと期待してみたりする)(笑)

ここからちょっと裏技的なお話なので必見です!

海外在住者の日本保険制度、裏技的なお話

国民健康保険はタダではないんですよね。ちゃんと保険料を払わないといけないんです。その計算等もその場でしてもらえるんですが、海外からの転入の場合、前年度の所得は無しということで支払い額もそう多くはありません。だけど、支払わなければいけないんですよねー。

支払いについては後ほど郵便で送られてきます。国民健康保険に加入している期間が長ければ支払いも前期後期や数回に分けて払うようになっています。

その支払いも裏技で払わなくてもいい場合があるんです

海外在住者の日本保険制度、裏技で払わなくてもいい場合

例えば帰国する日が1月20日~2月20日としましょう。帰国してすぐに転入手続きをして国民健康保険証を交付してもらい、1ヵ月後自分の住んでいる国に帰る前に転出届けを出して国民健康保険証も返納したとします。すると1月と2月と月をまたいで加入していることになりますよね。それだと保険料の支払いが発生するんです。

それを無料にするには転入届けは帰国してすぐに出しても国民健康保険の手続きは2月1日にすると加入時期は2月だけになります。そうすると月をまたいでいないため支払わなくてもいいんです。

どういう仕組みになっているのかはよく分からないんですけど、例え30日間加入したとしても月をまたがっているかどうかで支払うかタダになるかが決まるんです。

不正している訳じゃなく、本当に加入時期が月をまたいでいないので正当なものなのでご安心を。

ただ、帰国した時にすぐにでも病院へ行きたい人や治療に時間がかかりそうな歯科へ行きたい人は帰国すると同時に加入することをおススメします。支払いも決して多いものではないし、何よりも保険に加入していることで安心感がありますよね。

インドネシアにも国民健康保険はあるの?

海外在住者の日本保険制度、保険料を払わなくてもいい裏技

公務員などは医療保険があるんですが、一般の人たちは病院へ行っても実費です。私が出産した時や子供が入院した時も全て実費でした。

ところが、どうやら2014年から新たに国民健康保険(JKN)制度がスタートしたようです。とはいえ私の周りではそういった動きはまだ見られません。2019年に全国民加入を目指しているようなので、バリにもいつかはそのお知らせがくるでしょう。(と客観的過ぎ?)(笑)

今までも公務員のための医療保険や貧困層のための医療保険、中規模以上の民間企業人のための医療保険といったものはあって、今回の新たなJKNもこれが基になってそれぞれ保険料や保証の額が異なるようです。

しかも、このJKNはローカルの人たちのためだけじゃなく私のような家族ビザやリタイアメントビザ、ワーキングビザといった6ヶ月以上のビザの有効期限を持つ在住外国人も対象なんだとか。

しかも任意ではなく強制加入らしいです。

私のように主人がこちらの国民で加入していればそれで私も子供達もカバーできるようになっているんですが、単独で在住している人は本人が加入しないといけないようですね。もっと詳しく知りたい方はデンパサールの日本領事館へお問い合わせしてみてください。

海外で実感する日本の健康保険制度のすばらしさ

海外で実感する日本の保険制度のすばらしさ

海外に住んでいて一番日本の制度で羨ましかったのがこの国民健康保険でした。いかにこの制度が素晴らしいかは一度国民健康保険制度が無い国に住んでみればよーく分かります。

あっても異様に保険料が高いというアメリカの東海岸に住む友人は嘆いていましたしね。(笑)

帰国しても気軽に病院へ行ける上、2019年までにはバリ島もきっとJKN医療制度が整ってくれていると思うので、これでどちらの国に居ても大きな安心感ができてほんとうに嬉しい限りです。

執筆者:harudai(ペンネーム)

プロフィール:国際結婚で2000年からインドネシアバリ島に住んでいる主婦兼二児の母。「郷に入っては郷に従え」精神でご近所の方々に助けてもらいながらの日々の生活。今だ近所のおばちゃんたちから学ぶこと多し。

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