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国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情

国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情 インドネシア

国際結婚となるとどうしても文化や習慣の違いに戸惑うことも多々あります。それがパートナー国で住むとなると後々大変なことも出てきます。

そこで今回は、私が経験したことや周囲の日本人の方の話や見てきたことを元にして、国際結婚する前に「これだけは覚悟しておこう!」という事柄を3つを挙げてみます。

離婚した時のことも考えておく

国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情

バリ人と結婚する日本人は、年々多くなっているようです。しかし、残念なことに離婚して日本に帰る人もかなりいるのも事実です。

その理由は様々ですが、離婚となると日本のように「慰謝料」や「教育費」といったものは習慣としてありません。もちろん、弁護士をつけて話をすることもできますが、一般的ではありません。双方で話し合いをして今ある持ち物の取り分を決めることくらいが関の山。

離婚後にバリにそのまま住むのでなければ、不動産は売って分けるしかありません。その場合も離婚が決まってからだと揉め事の種に。

『離婚した後の保証はなにもない』と、覚悟しておいた方がいいと思います。

結婚する前から離婚のことを考えるというのは酷な事ですが、日本に住んでいない以上、離婚後の身の振り方も視野に入れておいた方が賢明です。

生活基盤の確保

国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情

パートナーのバリ人家庭にそのまま入るのであれば、住居の心配は要らないでしょう。でも、多くの日本人は、家を建てて核家族で住んでいます。そうなると、日々の生活も全て自分達の収入だけで賄うことになりますよね。

パートナーや自身がショップ経営などの個人ビジネスをしていれば、収入源の確保はある程度できますが、そうでない場合は収入をどうするか?という問題も考えておかなければいけません。

バリでの一般的収入額は日本に比べて低いのが現状。ローカルの人たちは、収入に合わせてそれなりの生活をしています。バリでは「今日食べることができればそれで十分」という考えなんですよね。

基本的に、『日本に住んでいた頃と同等の生活基準では生活できない』ということは、念頭に入れておかなければいけません。私たちのように里帰り、といっても飛行機に乗らないと帰れません。そのチケット代だけでもローカル職に就いていたのでは到底ままなりません。

日本の家族の緊急時にも、すぐに帰ることができないのも覚悟しておかなければなりません。

ビザ問題とも関係してくるのですが、外国籍の場合、家族ビザでバリに住んでいる場合は公に仕事はしてはいけません。プラス毎年(5年過ぎれば5年毎)ビザを取得しなければならないのでお金が掛かるのも事実。

次に挙げる医療問題とも関係してきますが、外国人ということだけで、医療費も他のものもローカルの人たちと比べてどうしても高く取られるのが現状なのです。

そういったことも考慮して、日々の生活をどうするかといった長期展望も考えておく必要があります。

いざという時の医療は日本のようにはいかない

国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情

先ほど軽く触れましたが、病院に行くと外国人は高くなる傾向があります。加えて、医療システムも日本のものとは全く異なりますし、病院に対しての信頼度もどうしても日本と比べると低くなってしまいます。

言葉の問題もあります。細かいニュアンスが伝わらないもどかしさや、治療法や薬の確認も専門用語が必要になってくるので、不安が増すこともあります。

結婚当初の若い時にはあまり考えませんが、歳を取るに連れてどうしても病院のお世話になることも増えていきます。また、緊急を要する病気や怪我の時の覚悟もしておかなければなりません。

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バリは先進国ではない~結婚にはそれなりの覚悟が必要

国際結婚する前の最低限の覚悟3つーバリ島の結婚事情

バリは華やかに見えてもやはりまだ発展途上国インドネシアなのです。先進国のようにはいきません。そして、頼りたい親兄弟、親戚も遠く離れています。

国際結婚するというのは、それなりの覚悟が必要なのです。

その時その時に臨機応変に対応できればいいのですが、最初からこれだけは念頭に入れておいて欲しいと言うことを私なりに列挙してみました。国際結婚をしようと思っている方の参考になればと思います。

執筆者:harudai(ペンネーム)

プロフィール:国際結婚で2000年からインドネシアバリ島に住んでいる主婦兼二児の母。「郷に入っては郷に従え」精神でご近所の方々に助けてもらいながらの日々の生活。今だ近所のおばちゃんたちから学ぶこと多し。

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