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アメリカ、メイン州での家探し-住宅事情

アメリカ

今まさに家探しの真っ最中の我が家。アメリカと一言で言っても広大な国なので、地域によって全く住宅事情や物価、価値観は違います。今回は私の住んでいるメイン州の住宅事情について、ご紹介していきます。

森の中の家々

バケーションランドと呼ばれるメイン州。別名松の木の州とも呼ばれ、本当に自然が豊かで美しい町です。ちょっと郊外へ行くと、森の中に住宅が点在していて土地が日本の比較にならないほど広いので、一軒一軒の自宅の庭が100坪級なんてザラです。

広い、広すぎる…、そりゃ大型の芝刈り機やトラクターがないと芝は刈れないし、除雪もスコップでえっちらおっちらなんて無理な話。

そのため家を探すときにガレージの有無はもちろん、その大きさもポイントになってきます。

車2台分止められる広さか、芝刈り機やトラクター類などの庭のメンテナンスをする機械も入れておけるスペースが必要だし、ガレージだけで日本のちょっとした一軒家に相当するような大きさです。

アメリカ人は体もデカいけど、家も庭もガレージもデカい。そうすべてがビックサイズ。

湖の近くはやっぱり高額

大小無数にある湖が自慢のメイン州。夏は湖をビーチと呼んでカヌー、カヤック、ボート、水上バイクに水上スキーなどマリンスポーツを楽しみます。湖の近くにお金持ちは別荘を持っていて、夏のバカンスを過ごしたり、夏の間だけショートステイするウィークリーマンション的な家も沢山あります。

やはりビーチの近くに建てられた家はそうじゃない家と比べるとかなり高額。窓からすぐ湖が望めるし、ちょっと泳ぎに行ってくる~と家を出て1分で泳げてしまう贅沢を味わえますからね。

うちの旦那さんの祖父母が幸い湖畔に別荘を持っていて、今年の夏は家族でめいいっぱい遊ばせてもらいました。3階建てでかなり大きい。

結構お値段するんだろうなぁと思って、この別荘はいくらぐらいしたの?と何気に聞いてみたら、2億ぐらいだったかな?とおじいさん。えー!!うちは絶対湖の近くになんて家買えないわ、と思った瞬間でした。

珍しくない築100年の家々

日本は地震大国。それに対してここメイン州は滅多に地震は起きません。そのため私が知っている中で一番古い家が1800年代に建てられたものがありました!日本は地震が多いから、そんな古い家は中々存在しないしあっても博物館とか国の重要文化財になるわ。

個人が住む家にそんな歴史がありすぎる家はないよ、と話したことがあります。こちらでは古い家を改築したり、自分の好きなようにリフォームして住み続けるようです。

日本なら築年数が古ければ古いほど、家の価値は下がりますよね。でもここでは逆に古いと価値が上がることもあります。きちんとメンテナンスをして壁を塗り替えたり、屋根や窓を新しくしたりすると全く古さを感じさせないので、この家が築100年?!と思える家もあったりします。

日本に住んでいるときは、築年数のなるべく新しいマンションを探したものですが、メイン州では自分で新築でもしない限り築、数年の空き家に出会うことは今のところありません。それでも自分で好きなように手を加えることが普通なので、DIY好きな人には格好の場所ですね。

広ければいいというものでもない家探し

いろんな家を見て回る家探しは楽しいです。楽しいですが、気に入った家は既に他の人が先に話を進めていたり、売却済みになってガッカリすることもしばしば。

個人的には3LDKくらいのこじんまりした家で十分です。部屋が広いと掃除も大変だし、極寒のメイン州の冬は部屋が温まりずらいですからね。

執筆者:マイマイ(ペンネーム)

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