アメリカに移住してようやく半年を迎えるところですが、日本にはない習慣、風習、迷信、宗教があって興味深いです。今回はその辺をご紹介したいと思います。
初めて知った宗教
英語でshaker、日本語でシェーカー教徒という段々数が減ってきている宗教団体が住む村が、わりと近くにあります。儀式のときに体を振らわせてシェイクすることから、この名前がついたのだとか。結婚をしても身体的な交わりを禁じているので、子どもを作ることができない。
だから家族が増えることがないので、自分たちの宗教を守り受け継いでくれる若者がいない。そのため勧誘が唯一の生き残る道なようです。
彼らは自給自足をモットーにしていて、仕事として手作りの家具を販売しています。まだ私は見たことがないのですが、質もデザインも良くてかなり素敵な家具を作っているようです。ただそれなりのお値段もするようです。
風習
子どものとき、乳歯が抜けたら外へ出て下の歯なら上へ放り投げ、上の歯だったら下に向かってポイッとしますよね?
アメリカでは歯が抜けたら小さな巾着みたいな袋に入れて、枕元に置いておきます。そうすると妖精がやってきてコインのお金と引き換えに、乳歯を持って行くんだとか。息子もちょうどそんな時期で、アメリカに移住してから歯が抜けました。旦那さんが率先して妖精の話をしていましたよ。なんだか日本より夢がありますよね。
サンクスギビングデーにて
11月の最終木曜日はサンクスギビングデーと言って、感謝祭があります。日本には馴染みがありませんが、かなり盛大に祝います。祝うと言っても家族が集まって七面鳥を食べるのが風習。我が家も旦那さんの実家に行って8キロもある七面鳥の丸焼きを食べました。
日本のおせち料理のように、昔から伝わるメニューを食べます。マッシュポテトにマッシュしたかぼちゃ、七面鳥にグレービーソースやクランベリーソースをかけて頂きます。アメリカ人は美味しい!美味しい!と言って食べてます。
でも到底1日でこの巨大な七面鳥を完食することは、さすがのアメリカ人でも無理。3~4日はスープになったりサンドイッチの具になったり、サラダになったりとにかく食べ続けるようです。捨てるのももったいないですしね。
個人的に普通の鶏肉の方が断然好きですが、私も七面鳥さんに感謝を込めて有難く頂くために、ピラフにしたりチャーハンにしたりして食べました。
まとめ
ちなみにアメリカは寄付の国だなと感じます。幼稚園から高校まで無償ですが、学校としては資金があった方がさまざまな面で役立つ。そのためTシャツを売ったり、本やパイ、クリスマス時期の今ではリースやツリーも販売して学校の資金集めに奔走しています。
あとは貧しい人たちのために、食べ物や衣類、靴の寄付も受け付けています。助け合いの精神が強い印象を受けました。
執筆者:マイマイ(ペンネーム)