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渡航の前に知っておきたい、エクアドルでの犯罪の手口と対策

エクアドル

あまりエクアドルについてネガティヴな事は書きたくないのですが、裕福な国ではなく貧困の差も激しいのでスリなどの軽犯罪は日常茶飯事です。

エクアドルについて いいことばかり書いてしまうといざ旅行に行った時にこんなはずじゃなかった!となりかねません。ですが、あらかじめ犯罪の手口を知っていれば被害に合う事も少ないと思います。そこで今回は私が現地で見た、聞いた、体験した犯罪を元に被害に合わない方法をご紹介したいと思います。

エクアドルの人混みの歩き方

路線バス、サッカー場、お祭りのパレード等人の集まるところには必ずスリがいます。スリたちは老婆から子供まで老若男女様々です。

そして外国人の観光客は格好のターゲットです。まずエクアドルでは携帯など大事なものをポケットに入れておくのは厳禁です。そしてバスの中などでは手持ちカバンを脇でしっかり挟んでいても、カバンのマチの部分をカッターで切って中の物を取られたりします。ですので、カバンは必ず体の前で持っていてください。

あるヨーロッパ人のおじさんが混雑したバスに乗った時、彼は斜めがけのカバンを持っていたのですが、乗っている間に紐の両サイドをはさみで切られ、降りた時には紐だけになっていました。その肩から紐だけをかけたおじさんを見た時は、失礼ながら笑ってしまいました。

「あ、鳥のフンが髪についてるよ」

「あ、鳥のフンが髪についてるよ。取ってあげるからおいで〜」と話しかけられたら危険です!

確かに髪の毛には何かが付いています。でもそれは小麦粉と水を混ぜただけの物で、それを取ってもらうために背を向けて荷物を降ろすと、話しかけてきたお兄さんは、あなたの荷物とともに猛ダッシュで消えるでしょう・・・

レストランでは荷物をひもで固定する

レストランでカバンを横の空いている席に置いておくと、メニューを見ている間や、食事中、注文している間に取られる場合があります。カバンの横に座っていても取られるので、イスの下に置いたり、カバンを置いたままちょっと席を外したりは論外です。

エクアドルのレストランのイスには、カバンを結びつけておくための紐が付いています。それがある場合は、そのひもを使ってください。

外でスマホを使うのはNG

エクアドルではスマホはとても高価で価値が高いので、スリたちも財布よりもスマホを欲しがるぐらいです。

私の知り合いのエクアドル人は、バス停でスマホを見ていたら脅されて取られたそうです。地元の人でもこのような被害に遭っています。外では携帯電話、特にスマホの使用は控えるようにしましょう。

夜の街歩き、グループでも危険

夜は絶対に外を歩かないでください。たとえ、複数人数でも危険です。レストランやクラブから帰る時など、近くてもタクシーで家の玄関の前まで行ってください。

ある留学生グループが夜道に5人ぐらいで歩いていた時、彼らは家の近くでタクシーを降りて歩いて5分ほどの距離にある寮に向かう途中、先回りして待ち伏せしていた強盗に持ち物全てを取られました。複数だし、近いから大丈夫と油断したのが間違いでした。

盗られて困るものは持って行かない

これだけ書いてしまうと何と恐ろしい国だと思われてしまうかもしれませんが、ここに書いたこと全てが1人の人に降りかかったわけではありません。

エクアドルに行った際はここは日本とは違うんだと、ちゃんと気をつけていれば大丈夫です。あと、盗られて困る物は、初めから持って行かないのが1番です。高級な時計やカバン、電子機器は日本に置いておいていきましょう。

執筆者 : Quiteña(ペンネーム)

自己紹介 : 好奇心旺盛で三日坊主。旅行、読書、田舎、自然、外国語、日本の古き良きもの等好きなものがいっぱい。

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