外国人スタッフが時間にルーズな時にどう対応するべきか

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近年では日本でもグローバル化を目指して、外国人スタッフを雇用する企業が増加しているようです。このようにして多様化するニーズに対応していこうというわけです。

ところが、外国人スタッフが日本の会社で働き始めたときに、日本では当たり前のルールをなかなか守ってもらえないという問題が生じることがあります。

なかでも外国人スタッフが時間にルーズで「よく遅刻をする」という悩みを抱えている職場は多いようです。今回は、その問題の対処方法についてまとめました。

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時間にルーズな外国人

日本人にとって「時間厳守」という感覚は当たり前だと考えられています。日本の鉄道は時刻通りに運行されていますし、日本の航空会社では飛行機も定刻通りに到着します。

私たちにとってはそれらが当たり前になっているために“時間を守ること”、例えば会社での出勤時刻を守ることや納期を守ることを当然のことだと思っています。

ところが海外では、いつ来るか分からないバスや、いつオープンするか分からないショップなど、決まった時間に始まるという感覚が希薄で時間にルーズな国が多いようです。

そのため、出勤時刻を守ることや納期を守ることなどに関して、日本人のようにキッチリと厳守することが理解できない外国人スタッフも存在します。

もちろん外国人スタッフが全員時間にルーズというわけではありませんが、「5分や10分遅刻したからといってたいした問題じゃないだろう」と感じる人がいます。納期に関しても同じで、「少しくらい遅れても仕方がない」と考えます。

実際に海外では、ビジネスシーンにおいてもその程度の遅れはたいして問題がないことが多いのです。

日本人も時間にルーズ?

日本人にとって外国人スタッフのことを「時間にルーズ」だと感じることはよくあります。ところが、外国人スタッフからは「日本人のほうがもっと時間にルーズだ」という声が聞かれるようです。

「そんなことはない、日本人はキチンと時間を守っている!」と反論したくなりますか? 

確かに出勤時刻に遅刻しないことや納期を守ること、集合時間など“始まりの時間”は厳しくしっかりと守るのですが、会議の時間や終業時間のように時間が延長されることに関しては当たり前のように受け取っていることが多いのではないでしょうか? 

つまり、始まる時間は守れても終わる時間は守れないことが多いのです。むしろ残業をせずに定時で退社する人を白い目で見るような傾向があります。なかには遅くまで働いたほうが「よく頑張っている社員だ」と、上司から評価されることさえあります。

このように、終了時間に関しては日本人のほうがはるかにルーズだというわけです。

だからといって遅刻や納期遅れが許されるわけではありませんが、グローバルな観点からすると「残業しているほうが評価される」という日本企業の感覚は遅れているのかもしれませんね。

どのように対処するか?

頭ごなしに「時間を守れ!」と命令するのは外国人スタッフの反感を買うばかりです。

先に書いた通り、外国人スタッフにはそれぞれの文化や背景から時間に対する考え方の相違があるのかもしれません。

そこで、外国人スタッフを雇用する会社の採用担当者や上司にあたる人は、外国人スタッフと雇用契約について話し合うときに“就業時間”や“就業規則”を提示し、できるだけ早い段階で日本のビジネスシーンでの“時間についての考え方”を明確にしておくことが必要です。

それぞれのスタッフの出身国ではどのような時間の捉え方がなされているとしても、ここ日本で働く場合には“出勤時刻を守ること”や“納期を守ること”など「日本のルール」があり、外国人スタッフもそのルールに従う必要があるということを伝えるのです。

海外では「時間を守る」ことよりも「内容」を重視する傾向にあるのかもしれませんが、日本では遅刻をすることや納期を守らないなど時間にルーズな人は信用を失う可能性があるということを知ってもらう必要があります。

また、時間を守ることが打ち合わせ相手や顧客などに対する“礼儀”や“マナー”であるという日本の文化についても伝え、日本では礼儀を守ることがとても重要なのだということを丁寧に説明するようにしましょう。

相手の話をよく聞いて丁寧な説明を

外国人スタッフに対応する時に「頭ごなし」は厳禁です。また逆に「暗黙の了解」という考え方も通用しません。

日本での時間に関する考え方を伝える場合でも、相手を知るように努め日本では遅刻しないことや、約束の時間を守ることが「ルール」なのだということを丁寧にハッキリと説明しましょう。

外国人スタッフには理解しにくいことかもしれませんが、成果によって報酬が決まる海外と「時間給」で管理されている日本の、働き方の違いや考え方の違いを少しでも知ってもらうようにしましょう。

また、私たち自身も「出勤時間は守っているのに無駄が多い」と外国人スタッフに言われないような効率的な働き方を心がけたいものですね。

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